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http://hdl.handle.net/11150/10882
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タイトル: | 盤上に描く未来 : 若者たちの資産形成に向けた提案 |
著者: | 伊藤, 隼人 塗師, 和優 八角, 貴久 ITO, Hayato NUSHI, Kazumasa YASUMI, Takahisa |
抄録: | 我が国では、少子高齢化に伴う公的年金制度の持続性への不安によって、国民それぞれが老後を見据え、資産形成をしていく必要性が高まっている。その資産形成の方法として推奨されているものが株式投資である。その象徴として、NISA(少額投資非課税制度)が実施され、多くの国民が投資に取り組める環境が
整いつつある。しかし、この制度を利用しているほとんどが高齢者層中心であり、若者の投資は伸び悩んでいる。そこで、私たちは、この現状を引き起こしている要因の1 つとして、学校段階での金融経済教育があるのではないかと考えた。現状の学校段階における金融経済教育は、社会科・公民科及び家庭科で実施されている。しかし、これらのほとんどは学生にとって受動的な学習の場の提
供であり、能動的に知識を活用できる場が少ないことが分かった。また、金融広報中央委員会の調査で約半数の国民が、自身のライフプランに関して具体的な認識を持っていないことも分かった。これは上記で述べた学校教育のあり方に1 つの原因があるのではないかと私たちは考えた。
以上のことを踏まえ、私たちは、「ライフイベント」と「資産運用」を掛け合わせたボードゲームである“ Good Life Game”を提案する。このゲームによって、人生における大きな支出額に備えた金融商品の運用をシミュレーションでき、学校段階における金融経済教育の課題を以下のように解消することが期待
される。(1)金融経済教育において能動的な学びの機会を提供し、生活設計に関して具体的な試行錯誤が可能となる。(2)自分の「ライフイベント」を早い時期から認識し、老後までの支出額を加味しながら、結婚や住宅購入等の目的に合わせ、自身の金融知識を試すことができる。このボードゲームの特徴としては、実際にサイコロを振ったり、盤上のコマを動かしたりする遊びを教育の手段として導入している点である。学校段階では金融商品と身近に接する機会が少ないため、これを通じて気軽に体験する機会を得ることができる。また、ゲームの内容は、「結婚」、「住宅・教育」、「老後」の「ライフイベント」で発生する支出を準備するために金融資産を模したカードを使って運用していくものとなっている。資産運用のメインとなる金融商品カード、経済状況や為替レートの情報を示したイベントカード、購入した金融商品の時価を表すマーケットカードがあり、これらを利用して、各「ライフイベント」の支出に備えた、資産運用について学ぶボードゲームとなっている。私たちが提案する教育が普及することによって、学生自らが能動的に学ぶ機会が提供され、より良い人生を送ることができることを願っている。 |
主題: | 安田行宏 |
出典: | 日銀グランプリ |
発行日: | 2016年 |
出版者: | 日本銀行 |
注記: | 指導教員:安田行宏(経営学部) 日銀グランプリ第12回(2016)敢闘賞 外部リンク先:日本銀行・日銀グランプリHP |
外部リンク: | https://www.boj.or.jp/announcements/release_2016/data/rel161222b7.pdf https://www.boj.or.jp/announcements/release_2016/data/rel161222b8.pdf |
URI: | http://hdl.handle.net/11150/10882 |
出現コレクション: | 日銀グランプリ
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